王子の第15物語は後世の英文学のような
王位につく予言の末路ではなく海中に投じられた子は高貴な心の持ち主だったので
王と家臣達は、彼らが有する威厳をもって両親に黄金と領地を与えて幸福にした。
☆ F版は without end で王子の第15物語に結末をつけている。
The seven sages of rome (ローマの七賢物語)の中期英語表現は、
rich (happy) end ではなく rich (happy) without end である。
F 2813
He made them ryche withowten ende.
(He made them rich without end.
彼は彼等を限りなく金持ちにした。)
★ 第15物語(予言)を語り終えた王子は
彼の父ローマ皇帝に
大海の波に投げ込まれた子供以上に罪のない私を何故殺そうとするのかと言った。
E版3488;
Thus me thynkythe, fadyr, by goddys tre.
(Thus me thinks , father, by god's tree.
神の木によって私は思う。)
この god's tree は前頁の
F版:For to be hanged on a tee
(木に吊るされるために)のtreeではない。
guilt, guilty の5版5様
E版 3490:
And also lytylle gylte haue j
(And also little guilt I have
罪悪感もほとんどない。)
B版 3603:
No more gilty j than he
(No more guilty I than he
私は彼ほどの罪深い人間ではない。)
F版 2819:
Ageste ryght, withowten gylte
( guess, expect right, without guilt
正道と思う、無罪である)
D版 3377:
And certys I haue no more gylte
(And certainly I have no more guilt
そして確かに私はもう罪を犯したとは思わない。)
C版は guilt, guilty を用いず
trespass (《古風》罪を犯す、法、おきてに背く)で
I trispast na mare þan did he,
I trespass no more than did he,
『私はあの子供以上に罪を犯したことはありませぬ。金子健二博士訳』
★以下は額縁物語においてローマ皇帝の継嗣が語る詩行を
脚韻語に従った和訳。
E版 3505-
中世の邸宅、婦人の私室にて
横たわるよう命じた彼女の by 傍に
私がそうしないので certaynly(certainly) 確かに
彼女は彼女の衣服を裂いた bydene (at the same time )同時に
その理由は wene (suppose) 何だろう
That j hadde hyr inforsyd (outrage?)soo
私は持った彼女の強姦の痕跡?を 速やかに
But certeys er j hadde soo doo
しかし確かにあるいはそうありうる ちぎった
むしろ私の死の方がよい thole 苦しむ、耐え忍ぶ,我慢するよりも
そしてすべて燃やされて cole (coal) 木炭、石炭になった方が
F版 3624-3643
私の真実は貴方の lady 夫人
彼女は私が彼女の横になることを望んだ by 傍らに
しかし私はどうしても fulfill 添えなかったので
彼女の願望と邪悪な will 意図
彼女自身で彼女がすべてをバラバラに引き裂いた ywis (cerainly)確かに
そして私がしたこととして赤裸々にする this これを
すべては彼女が自分に加えた彼女の owtrage (outrage) 暴行を
私を除外するために私の herytage (heritage) 世襲財産から
罪を犯していない私が (I should have been) slayn (killed)
殺されたはずだった。
これは法律違反であった。 sertayn (certain) 確かに
むしろ私は死ぬほどあの世に行きたい gon (gone) 帰らずに
その行為を...くらいなら don (done) 行う
神(星占い)は予言しそれで貴方の lady 夫人
私は彼女に決してさせたことがない vylany (villainy) 悪役を
しかし彼女は私に魔法をかけていた soo (so)そのように死ぬ
私が一言でも話せば twoo (two) 二言
すなわちこの日が come (become) そうなるように
私の命よりも彼女がなった nome 生け捕りに
彼女自身を貴殿がなさる spye 観察する
私はここに言葉もありません lye (lie) うそ